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インプラントで後悔する人の特徴とは?治療前に知っておきたい7つのポイント

「インプラントにして後悔した…」

インターネットやSNSでは、このような体験談を目にすることがあります。

一方で、「インプラントにして本当に良かった」という声も多くあります。では、何が違うのでしょうか。

実は、インプラントそのものが悪い治療というわけではありません。後悔するケースの多くは、治療前の情報不足や、自分に合った治療法を十分に検討しないまま治療を受けてしまったことに原因があります。

この記事では、インプラント治療で後悔しやすいケースや、その原因、後悔しないために確認したいポイントを歯科医師の視点で解説します。

監修:くろさき歯科医院 院長 黒崎俊一(補綴歯科専門医・歯学博士)

【早見表】後悔しやすい人の7つの共通点チェックリスト

まずは結論から。後悔につながりやすい7つの共通点を一覧にまとめました。ご自身が治療前に確認できているか、チェックしてみてください。

後悔ポイントチェックの目安
①費用だけで決めた「何が含まれる費用か」を確認したか
②メンテナンス不要だと思っていた毎日のケアと定期通院の必要性を理解したか
③手術がゴールだと思っていた手術後こそが本当のスタートと理解したか
④他の治療法を考えなかった入れ歯やブリッジと比較検討したか
⑤将来を考えていなかった20年後・30年後の通院・管理を想定したか
⑥骨の状態を理解していなかった骨造成の可能性まで説明を受けたか
⑦医院選びが不十分だった複数の治療法を説明してくれる医院か

※一般的な傾向の目安です。詳しくは次の見出しから、それぞれの内容を解説します。

①費用だけで決めてしまった

インプラントは自由診療です。そのため、歯科医院によって費用は大きく異なります。価格だけを見ると「安いからここにしよう」と思いたくなるかもしれません。

しかし、インプラント治療は、診査・診断・治療計画・手術・被せ物の製作・メンテナンスまで含めた治療です。費用だけでは内容を比較することはできません。「何が含まれている費用なのか」を確認することが大切です。

②メンテナンスが不要だと思っていた

「インプラントは一生もちます。」そのような広告を見たことがある方もいるかもしれません。しかし実際には、インプラントも天然歯と同じように毎日の歯磨きと定期的なメンテナンスが必要です。

清掃が不十分になると、インプラント周囲炎という病気になることがあります。これは天然歯でいう歯周病に似た病気で、進行するとインプラントを支える骨が失われる原因になります。

③手術だけを考えていた

インプラントは手術がゴールではありません。むしろ、手術後からが本当のスタートです。定期検診やクリーニングを継続しなければ、長期間安定して使用することは難しくなります。

④自分に本当に必要な治療なのか考えなかった

歯を失った場合、選択肢はインプラントだけではありません。例えば、次のような治療法があります。

  • ・精密入れ歯
  • ・ブリッジ
  • ・少数のインプラントと入れ歯を組み合わせる方法

患者さんによっては、これらの治療法の方が適している場合もあります。「インプラントしかない」と思い込まず、複数の治療法について説明を受けることが重要です。

⑤将来のことを考えていなかった

インプラント治療を受ける時は元気でも、20年後、30年後はどうでしょうか。年齢を重ねると、次のような変化が起こることがあります。

  • ・手先が動かしにくくなる
  • ・通院が難しくなる
  • ・全身疾患が増える

そのような状況でも適切なメンテナンスを続けられるかを考えることも大切です。

⑥骨の状態を十分理解していなかった

インプラントは顎の骨に人工歯根を埋め込む治療です。そのため、骨の量・骨の質・神経や血管の位置などを事前に詳しく調べる必要があります。

骨が不足している場合には、骨造成など追加の処置が必要になることがあります。こうした説明を十分理解した上で治療を受けることが大切です。

⑦歯科医院選びを慎重に行わなかった

実は、最も重要なのがこの点です。インプラントは、診査・診断・治療計画・噛み合わせ・メンテナンスまで含めた総合的な治療です。

設備だけでなく、治療後のフォロー体制・定期管理・他の治療法についても説明してくれるかといった点も確認すると安心です。

補綴専門医コメント 「インプラントで後悔される方の多くは、治療そのものよりも『説明を十分に受けられなかった』ことに原因があるように感じます。当院では、インプラントありきで話を進めるのではなく、入れ歯やブリッジも含めた選択肢を丁寧にご説明するようにしています」
— くろさき歯科 院長 黒崎俊一

インプラントが向いている人

インプラントは優れた治療法ですが、すべての人に適しているわけではありません。一般的には、次のような方に適していることがあります。

  • ・固定式の歯を希望している
  • ・顎の骨が十分ある
  • ・外科手術が可能
  • ・定期的なメンテナンスを続けられる

インプラント以外の選択肢もあります

歯を失った場合、選択肢は一つではありません。

精密入れ歯

近年では、見た目・噛みやすさ・装着感を重視した精密入れ歯も普及しています。「入れ歯は噛めない」というイメージは、保険の入れ歯から来ている場合も少なくありません。

ブリッジ

失った歯の本数や周囲の歯の状態によっては、ブリッジという選択肢が適していることもあります。

インプラントと入れ歯を組み合わせる方法(インプラントオーバーデンチャー)

総入れ歯の場合には、少数のインプラントを利用して入れ歯を安定させる治療法が選択されることもあります。患者さんのお口の状態によって、さまざまな治療法があります。

よくある質問

Q. インプラントは何年くらい使えますか?

A. 適切なメンテナンスを続けることで長期間機能することがあります。ただし、寿命には個人差があり、「一生もつ」と保証できるものではありません。

Q. インプラントは絶対に失敗しませんか?

A. どのような医療行為にもリスクがあります。インプラント治療についても、感染や部品の破損、インプラント周囲炎などのリスクがあるため、事前に十分な説明を受けることが大切です。

Q. 入れ歯よりインプラントの方が良いですか?

A. 一概には言えません。お口の状態や全身の健康状態、生活スタイル、将来の希望によって、適した治療法は異なります。

後悔しないために最も大切なこと

インプラントで後悔しないために最も重要なのは、「インプラントを入れること」を目的にしないことです。

本来の目的は、次のようなことのはずです。

  • ・食事を楽しめること
  • ・会話を楽しめること
  • ・快適な生活を送ること

そのためには、インプラント・入れ歯・ブリッジ、それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、自分に合った治療法を選ぶことが大切です。

まとめ

インプラントは、見た目や噛み心地に優れた治療法ですが、すべての人に最適な選択とは限りません。

後悔するケースの多くは、次のようなことが関係しています。

  • ・十分な説明を受けていなかった
  • ・メンテナンスの重要性を理解していなかった
  • ・他の治療法を比較していなかった

歯を失った場合には、インプラントだけでなく、精密入れ歯やブリッジなども含めて、それぞれの特徴を理解した上で、ご自身に合った治療法を選ぶことが大切です。

もし治療法で迷われている場合は、一つの方法だけを勧めるのではなく、複数の選択肢について丁寧に説明してくれる歯科医院で相談されることをおすすめします。

自由診療に関する重要事項
・インプラント、自費の入れ歯は自由診療(保険適用外)です。
・費用は口腔内の状態や使用材料、医院により異なります。本記事の内容は一般的な目安です。
・治療期間の目安:インプラントは、審査・診断から人工歯根の埋入、被せ物の装着まで数ヶ月〜1年程度かかる場合があります(骨造成等を伴う場合はさらに期間を要することがあります)。
・主なリスク・副作用:インプラントは外科手術に伴う腫れ・痛み・出血、まれに神経損傷等が生じる可能性があるほか、インプラント周囲炎により脱落するリスクがあります。骨造成を行う場合は、追加の手術に伴うリスクが生じることがあります。
・上記は一般的な内容であり、個人差があります。詳細は担当医師にご相談ください。

「インプラントを勧められたが、本当に自分に合っているかわからない」という方は、まずはお気軽にご相談ください。

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さいたま市南浦和駅徒歩1分のくろさき歯科では、インプラントと入れ歯の無料相談を受け付けています。

お悩みやお困りごとがあれば、補綴の専門医がお聞きします。